時には、無理やりにでも自分の気持ちを変えることも大切です。

いつ頃この言葉を聞いたのか全く記憶にないのですが、おそらく「ドラゴン桜」という受験漫画だったと思います(もしかしたら違うかもしれません)。

「全てのことに〇をつける」という言葉です。

ネガティブに考えてしまう場合、無理にでも物事を良い方向に考えて、自分の気持ちを良い方に持っていこうという意味だったと思います。

自分の中でそう解釈して、たまに使ってます。


例えば夜寝る前、今日1日のことを振り返って、なにも出来てない・進んでない、と思う日もあります。

全然ダメだったと思い始めると良い方にはいきませんので、こういうときにマルをつけます。

全てのことに〇です。

1つでもできた、昨日よりは進んだ、亀みたいなスピードで進んでる、と思うようにしています。

そして寝ます。

これまでも、その時々で色んな不安はありましたが、こんな感じでやってきました。


この冬、子供達2人とも受験です。

いよいよ現実味を帯びてきて、本人たちも不安になることが多くなってきました。

特に、夜寝る前になると、「大丈夫かな」「問題が難しすぎて全然進まなかった」「不安」といったことを口にすることが多くなってきました。

見ていると確かに、問題が入試レベルに近づいてきて時間もかかっています。

解説を見ても簡単に理解できない問題も多くなってきました。

この辺りになると、大人でも解けません。

親が理解して、助けてあげられるといったことが少なくなってきました。


最近、そういった日が何日かあったので、この「全てのことに〇を」ということを伝えました。

間違っても理解できたなら〇、量が多すぎて終わらなくてもこの時間まで頑張ったから〇、先のことは分からないけど今日も頑張ったから十分、〇。

よし寝よう、といった感じです。


受験勉強の場合、その不安は受験が終わることでしか消すことはできません。

消すことは無理ですが、無理やりにでも考え方を変え、不安を少なくして心を落ち着けることは可能です。

思い詰めるより、この方が上手くいくと思っています。


こういった考えもあるということを子供達には伝えたいので、たまにこういうことを言うのですが、次女からは「またどうせ誰かの名言でしょ」と言われてしまいました。

まだそこまで心配はいらないようです。