経費になるかどうか、迷う場面も多いと思います。

そんな時は、

「事業に関連するものかどうか」

この基準を1つ覚えておくだけで判断しやすくなります。

もちろん、経費になるかどうかはこれだけでは決まりません。

自分で払ったものでなければいけませんし、資料の保存も必要ですし、その他の要件も。

ただ、上記の判断基準が自分のなかに1つあることで、ある程度仕分けることができます。

仕入れは、もちろん事業に関連するので経費です。

家賃・車・消耗品・保険・飲食代なども、事業に関連するものは、もちろん経費となります。

家賃や車などは100%事業に使用しているなら全額経費となり、プライベートで使用している分があれば、事業で使っている割合だけが経費となります。

よく、高級車は経費になりますか、と聞かれることがあります。

条件はありますが、事業に使っているものであれば基本的に経費になります。(減価償却を通じて)

高級車だから認められないとなると、どこからが高級車かという議論になります。

クラウン、レクサス、ベンツ、センチュリー、フェラーリ、マイバッハ、どこから良くてどこから駄目かなど明確に線引きできません。

税務調査で否認する場合は、否認するだけの明確な根拠が必要です。

少し古いですが、フェラーリは認められないとして税務調査で否認された有名な事例があります。

この事例は、最終的に、プライベートの車は複数台別にあり、そのフェラーリは完全に事業用として使用されているということを大きな理由として、認められるという裁決が下りました。

経費として認められるためにはいくつか基準がありますが、「事業に関連するものかどうか」をまず入口とすると判断がしやすくなると思います。