税理士試験の簿記論、実際の本試験での話です。


その年は実力的には十分合格レベルに達していました。

予備校の全国統一模試でも10位以内に入りS判定でした。

こんな順位を取ったのは最初で最後です。


試験当日、問題を確認すると例年通り個別2問と総合1問形式でした。


今の簿記論のことは詳しく分かりませんが、私が受けていたころは誰が解いても2時間では解ききれない問題量でした。

そのため取捨選択の判断がとても重要となります。

逆に、この判断を誤ると不合格に繋がります。


難しい所は誰も解けないので、そこは捨てて解けそうな問題をいかにミスなく解けるかが鍵です。


その時は個別で、本支店本題が出題されました。

見た瞬間難しく、素読みして捨てる問題だと判断しました。


この判断が誤りでした。

試験終了後、予備校の解答速報を見ると取るべき問題と判明。

確かに終わった後に見ると、捨てる問題ではありませんでした。


結果が出ていないのに、その時点でもう1年確定です。

一発勝負の怖さです。


翌年無事に合格出来て、こうやって話せる日がきて良かったです。